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ビンゴブック



ビンゴブック配布の日。

わくわくしてきらきら目のイルカ先生。
そんなイルカ先生の手には最新号のビンゴブック。

「カカシさんはどこかな〜。去年よりUPしてると良いですね。」
「…はぁ…」

UPしてたら命を狙われる機会も増えるんだけどな〜…。
功名心で目をギラギラさせた奴等の相手しなくちゃならなくてメンドクサイんですよ。
イルカ先生…。

ぱらぱら。

ページをめくる音がやけに大きく聞こえるのは気のせいだろうか?

「ああーっ!カカシさん1ページ下がってるっ!!」

この世の終わりのような声で
目に涙をいっぱいためて。

「…す、すみません…」

思わず謝ってしまった。
つーかむしろオレ的にOKなんだけど…
イルカ先生の顔を見たらそんなこととても言えやしない。

密かにオレは誓った。
今から新必殺技を開発しよう。
来年のビンゴブック掲載ページ数UPのために。
たとえ命が狙われる機会が増えても。
メンドクサイ奴等の相手をしなきゃいけなくても。
きらきら目のイルカ先生を失望させる方がツライのだ。

願わくばあんまり強いやつは挑戦してきませんように。
来年の挑戦者のことを考えると頭が痛いが
愛は全てを凌駕するのだ。





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20050701
時節ネタです。
イルカ先生には人事だからね。ビンゴブックなんて。